コスモ・ゼロカボソリューション User's Voice 有限会社 光陽社 様

脱炭素への取り組みをEVの導入で加速させる
株式会社光陽社は、東京都文京区に本社を置く総合印刷会社です。同社は、SDGsに熱心に取り組み、印刷物の原材料調達から運搬・廃棄・リサイクルまでのラフサイクルで排出されるGHG排出量をオフセットにする「カーボンニュートラルプリント」の提供を大きな特長としています。
脱炭素への取り組みの一環として、営業などで用いる社用車のEV化を推進。さらに、『コスモMyカーリース』によるEVの追加投入で加速させています。
今回、同社取締役サステナビリティ事業部事業部長の佐々木雅規さんに、『コスモMyカーリース』導入の経緯や実感されている効果についてお話を伺いました。

Scope1,Scope2が実質ゼロで稼働する「飯能プリンティングセンターBASE」

当社は、印刷を中核とする総合印刷会社として、印刷物の企画やデザインなどの制作業務にも対応し、さらにWebサイトや動画といった各種メディア制作まで幅広く対応しています。
当社の大きな特長として、SDGsへの取り組みが挙げられます。2015年7月には環境配慮をコンセプトに、埼玉県飯能市に「飯能プリンティングセンターBASE」(以下、飯能)という印刷工場を竣工。現在では、この工場建屋の屋根には太陽光発電パネルを敷き詰めるとともに、グリーン電力を採用することで、Scope2におけるGHG(温室効果ガス)排出量を実質ゼロにしています。
また、印刷に用いるアルミニウム製の版の完全無処理化により、現像液などの薬品を一切使用しない刷版工程の確立や、植物油インキやノンVOC(揮発性有機化合物)インキの使用、湿し水冷却循環装置導入によるインキと水の削減など、数々の環境配慮施策を実施しています。
従業員に対するケアの面では、経済産業省による「健康経営優良法人認定」の取得や女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画を策定するなどの取り組みにも力を入れています。
SDGsへの取り組みは、経営者の純粋な思いからスタートしたものですが、結果的にビジネスにも好影響を及ぼしています。一例を挙げれば、再生可能エネルギーの発電に取り組む企業様より、発電所を建設する地域の子供たちに向けて発電所を紹介するツールとしてノートの企画制作から印刷、配布までを一貫してお任せいただく業務を受託。このノートには、ゼロカーボン印刷を証明するマークを表示しています。
こうしたことから、2020年頃からSDGsへの取り組みを当社の営業的な差別化要素にすべく、積極的にアピールする方針を掲げました。

*SDGs(持続可能な開発目標)は2015年9月の国連サミットで採択され、2016年1月1日から正式に発効しました。

Scope1のGHG排出ゼロに向けてEV導入

Scope2については先ほど述べたとおりですが、事業活動におけるGHG排出量を計るScope1においては、営業や印刷物運搬用の社用車であるガソリン車の排出量が、唯一該当しています。当社の看板であるゼロカーボン印刷を実現させるために、ガソリン車によるGHG排出量を測定し、当該分を「J-クレジット」を購入しカーボン・オフセットすることで実質ゼロの実現に繋げています。しかしながら、本来であればGHGそのものの排出を削減することが第一義のはずと考えました。
そこで、保有するガソリン車をEVに代替していく方針を立てたものの、当社の事業拠点である東京本社および東京事業所、関西事業所、名古屋営業所はいずれも賃貸オフィスのため、EV導入に重要な充電器の設置には高いハードルがありました。このため、唯一の社有地である飯能から導入することとし、2022年に急速充電器を設置するとともに、日産リーフを1台、リースにて導入しました。
リーフの主な選定理由は、満充電あたりの航続可能距離です。それまで飯能で用いていたガソリン車のバンは、東京本社・事業所との間で色校正紙や印刷物の見本を毎日のように相互に届けるほか、遠くは千葉県成田市の取引先に印刷物を届けることに使用していたからです。成田との往復は約300kmに及ぶため、満充電で400kmほどは走れるリーフを選びました。

2台目のEVとして『コスモMyカーリース』を採用

このリーフは、導入後3年間で10万kmも走行する中で、毎日急速充電を繰り返すことでバッテリーに相当な負荷が掛かっていました。そこで、普通充電器も追加で設置し、夜間の充電も併用する体制を整えたのです。充電器は2台分の枠があるのに対しEV車両は1台のみだったため、充電能力には余裕がある状態でした。
そうしたところに、コスモさんからの『コスモMyカーリース』導入に向けた提案があったのです。コスモさんに当社の状況をお話ししたところ、「EV1台に対して急速充電器と普通充電器を備えているため、充電能力には余力があります。脱炭素方針の強化という観点からも、もう1台EVを導入することは有効です」と提案してくれました。まさしく、当社のニーズと合致した提案だったので、ありがたく受け止めました。
コスモさんは、当社に使用実績があるリーフを提案してくれました。慣れているリーフなら問題はないとの感触を伝えたところ、2025年7月の当時は最新型へのモデルチェンジの直前期で、底がつきかけている現行モデルの在庫を探し出してくれたのです。既存のガソリン車のリース契約が切れるタイミングが迫っていたので、それに間に合わせる必要がありました。コスモさんの努力に感謝し、導入を決めました。

コスモの手厚いサポートの魅力

導入に当たっては、コスモさんとの取引が初めてであったこともあり、アフターサポートに一抹の不安がありました。1台目のリーフにもメンテナンスサービスは付帯していたのですが、最寄りのリース会社指定の整備工場がEVに対応できず、隣の市の整備工場まで足を伸ばさなければならなかったからです。
その点で、『コスモMyカーリース』のメンテナンスサービスは魅力がありました。最寄りのコスモのサービスステーションが利用できるので、距離や時間の負担が少ないことは大きなメリットに感じました。実際にメンテナンスは半日で済んでいるので、稼働に大きな影響はありません。
不安はEV補助金申請にもありました。国の補助金に関しては、リースの場合は従来、リース会社が申請していました。これを、ユーザー自らが行わなければならないとの制度改正があったためです。
その問題に対して、コスモさんの担当者が非常に手厚くフォローしてくれたおかげで、県の補助金と併せてスムーズに申請、取得することができました。

「2050年度までにカーボンニュートラル実現」へ!

2台目のEVは2025年12月に導入して間もないため、肝心のGHG排出削減効果はこれから算出するところですが、削減に向けた取り組みが着実に進んでいるという手応えを感じています。ガソリン車を使うことによるGHG排出分のカーボン・オフセットのコストも削減でき、二重のメリットを感じています。
今後もさらにガソリン車からの代替を進めていく方針は変わりませんが、先ほど述べたとおり、当社の事業拠点の都合上、全面的なEV導入は当面は難しい状況です。無理なEVの導入によって業務に支障を来たす恐れもあり、次善の策としてHV(ハイブリッド車)への代替を検討したいと考えています。HVならば、ガソリン車よりも確実にGHG排出を削減することができます。
さらに、社用車だけでなく使用電力の面でも脱炭素への取り組みを強化したいと考えています。既存の太陽光発電装置で賄える電力は10~15%にしかならず、それ以外はグリーン電力の購入で賄っています。自社物件である飯能への太陽光発電パネルの導入余地がないことにより、オフサイトPPAの導入を検討する予定です。コスモさんは『コスモ・ゼロカボソリューション』という脱炭素に向けての幅広いサービスをラインナップしているので、オフサイトPPAを含め、当社に最適なソリューションをご相談したいと思っています。
そして、会社として掲げている「2050年度までにカーボンニュートラル実現」を目指し、より一層の脱炭素に取り組んでいく所存です。
Interview
株式会社光陽社
取締役佐々木 雅規 様
1972年、愛知県出身。大学卒業後、印刷会社での3年間の勤務を経て1997年に光陽社に入社。企画開発グループにて印刷物やWebサイト、動画など販売促進ツールの制作ディレクションに関わった後、東日本営業本部企画開発部部長に就任。2024年、サステナビリティ事業部事業部長、2025年 取締役に就任。
Corporate Profile
  • 商号
    株式会社 光陽社
  • 本社所在地
    〒113-0034
    東京都文京区湯島2-16-16 ヒラヤマビルディング
  • 代表取締役
    代表取締役社長 犬養 岬太
  • TEL
    03-5615-9061(本社業務本部)
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